#023 除夜のテキスト祭出品全テキストレビュー 29日後半

(除夜のテキスト祭ログをあわせて読んでいただれば幸いです)



さよならジャック・・・・13点


ネタで言ってるんだろうけどなんか生々しい話でちょっと引いた。毒舌はこの人のキャラなのは分かるんだけどちょっとやりすぎたかなという感が否めません。それでもところどころ面白い表現やらはあったので評価非常にしづらいところです。面白いテキストが書ける人のような気がしただけに残念。



僕がここにいる理由・・・・16点


多少長文ではありますが、うまくまとまってて読みやすく、話の内容もまぁまぁ面白かったです。なんていうか安定感のあるテキストを読んだような読後感でした。普段から長く日記を書いているからでしょうか。少し言うところがあるとすれば、クスクス笑えるぐらいのネタがたくさん詰まってる分にはいいのですが、思いっきり笑えるようなインパクトあるネタが入ってなかったというのが少々残念ではあります。それでも今回の除夜のテキスト祭の中では非常にいいテキストであったと言えるのではないでしょうか。



限界領域弐式・・・・15点


読みやすく、面白い文章ではないのだけど、しかっりと読ませるテキストであったので好印象。ただなんていうか笑わせるテキストでもなく、かといってメッセージ性あるテキストでもない若干中途半端なものである感がやはり否めません。ただこういうテキストも108ある中に一つぐらい入ってるとより全体としてのテキスト祭に厚みが出ると感じますし、いいかとは思います。



逃亡少年・・・・16点


読みやすくて、それでいて個性的な表現もあり、読めるテキストでした。テキストの方向性は面白くさせようとしてるのか、それともみんなに伝えたいメッセージがあったのか先と同じく中途半端な印象は残りましたが、逆にそういった中途半端さも味になっていると感じることができました。欲を言えばもう少しはっちゃけるところはとことんはっちゃけて、しっかり読ませるところはしっかり書くといったメリハリをつけるともっといいテキストになったかもしれません。



!!!・・・・18点


イデアがもう誰も予想がつかないほどに飛び抜けててそれだけでものすごいインパクト。ドンドンこのテキストの世界に引き込まれて一気に読むことができ、さらに書き手の独特な文章のセンスと感性を強く感じました。「鼻毛にそっくりだった」とかどうやったらそんな考えが思いつくのかさっぱり分かりません。とにかく面白いテキストを読めたという満足感が残ったので高評価とさせていただきます。



俺とパンダ2・・・・16点


オチやら全体の流れをどこかのサイトで見たことあるような気がしないでもないのですが、まぁよくできてる読みやすくて分かりやすいテキストだったと思います。特に欠点がなく、そつがないという印象が残りました。まぁやはりさすが大手といったところなのでしょうか。欲を言えばメッセンジャーを出して欲しかったという気持ちがあるのは否めません。



人生それなり・・・・16点


不覚にも短文で笑ってしまったので評価を上げざるを得ません。でもちょっと短すぎるしオチもなんだかグダグダなのでこの評価はちょっと甘いかなとも思うのですが、やはり書き手は短文一発笑いだけを狙って書いてきたのかなとも考えられるので変えません。まぁトリのテキストとしてはどうなのかなといった気持ちが残るのは否めませんが。







「六日目のテキストを読み終えて」



「!!!」のインパクトある文章は個人的にかなり好き。今回は後半の「逃亡少年」から「人生それなり」まではずれがなく全部しっかり読めるテキストだったと思います。それと「むらむら帝国」のテキストで始まるというのもなかなか悪くなかったのではないでしょうか。残すところレビューもあと一日分を残すのみとなり、もうなんで全部レビューしますとか無謀なこと言ったのかここにきて若干の後悔があるにはあるのですが、残り15サイト最後の力を振り絞りしっかりレビューさせていただきますのでよろしくお願いします。