#012 除夜のテキスト祭出品全テキストレビュー 24日前半

(除夜のテキスト祭ログをあわせて読んでいただれば幸いです)



エキスパートモード・・・・15点


一番初めということもあり、まぁなんとなく言ってみれば普通のごくありふれた回想テキストでした。スタイルシートのネタでオチを使っているので、僕はこれには少々の知識もあるので一応理解できたし面白いとも思ったのですが知らない人にとっては若干分かりにくかったのではないでしょうか。まぁ閲覧者の多くがサイト持ちであることを意識したのでしょう。とりあえずニキソニと比べてしまうと若干始まりのテキストとしてはパワーが足りなかった気もするのですが、別に面白くなかったというわけではないのでまずまずといったところではないでしょうか。



試験放送・・・・14点


やや文章力に難ありといった感じでもう少し読みやすく分かりやすい情景描写にしてくれればアイデアも悪くないし高評価にもなったと思うのですが、とりあえず「〜でした」という文章だけをただ羅列していくだけでは読者も飽きてしまうのでそこらへんを改善するともっとよくなるのではないでしょうか。内容は王様の変態、馬鹿っぷりがこれでもかというほど表現されているので独特ですし、肉体コンテストのオチはベタながらも面白かったです。これからも頑張ってほしいと思いました。



蓮華・・・・16点


怖い話。最後のオチはまぁベタでした。それでもまぁ一応予想を裏切らないしっかりとした怖いテキストという解釈とすればいいテキストだと思いました。わざと漢字をひらがなにして書く手法もこういったテキストではかなりきいてます。少々気になったのも「社交辞令」が漢字で書かれていたことぐらいですのでまぁテキストとしてはかなり完成されたものであることは間違いないでしょう。今度書くときはもっと読む側の期待をいい意味で裏切るようなテキストを期待します。



漁夫ねんど・・・・13点


長く書く分には一向にかまわないのですが最初のエピソードと最後のエピソードはまぁ選んだ最初の一文に則して書かれているとは思うのですが残りの二つのエピソードが最初の一文とまったく関係ない内容で頭の中がこんがらがってしまったので内容をしっかり読むことができませんでした。なかなか手が込んでいるテキストですが逆にそれが仇となってしまったようです。読みやすいどうこうはともかく文章力は多少なりともあると思うので次回に期待です。



俺インフルエンザ・・・・17点


やっぱり対話ネタより一言ネタが面白い。一つ一つよく練られていてやっぱいこういう短文を書けるっていうのは一種の才能か何かだと思いました。個人的に気に入ったのは04、09、12。ただまぁ一つ言うとすれば別に01を最後に持ってくる必要はなかったんじゃないでしょうか。読む側としてはいきなり02から始まって「ん?」となったというのが正直なところです。運営側のミスという可能性もなきにしもあらずですのでそれ以上が言及しませんが、短文としてのレベルは非常に高かったので高評価です。


(追記)・・・最初に02を持ってきたのは月を表していたそうで。そう考えて読むとまたかなり面白くなったためにもう1点上げました。気付かなかった自分が恥ずかしい。かなりの良テキストです。



SMART SOLDIER ・・・・13点


テキストじゃないというのがまぁなんていうか致命的とまではいかないまでも評価の対象外としたいところでした。内容は至ってシンプル。オチといったものもなくあまりに非現実的な能力であったためにやや拍子抜けといったところです。2コマ目で能力の説明としているようですが、他のセリフが多すぎて最初は説明しているということさえ分からなくて3コマ目の展開が「えぇ!?」といった感じになってしまったのが残念です。一応テキスト祭なのでテキストを書いてほしかったのですが、そこはまぁ別に個人の自由ですし、絵日記サイトを運営している方なのでしょうがないかなとは思いました。



やる気のないホームページ・・・・15点


母の小説をネタにするテキスト。まぁ普通の更新でも見れそうなごくありふれたテキストだなという印象を受けました。まぁ一応読みやすく、内容もすぐに理解できるものであったし、それなりに面白いとも感じたので点数としてはこれくらいです。奇抜なテキストでなかった分若干テキストへの印象は薄いものでありましたが、「自分らしさ」を突き通したと考えればまぁいいテキストであったと言えなくもないです。



モノクロ饒舌シアタァ・・・・13点


なんだか自分だけの世界に入ってテキスト書いていて読む人のことを考えていないような感じ。まぁテンションが高い分には一向に構わないので評価は低いわけではないのですがまぁちょっとやりすぎかなと思ったので高い評価でもありません。普通のテキストだから普通の評価というわけではないのでこの点数はある意味次回に期待という意味も含まれています。もう少し読み手のことを考えて自分よがりでないテキストにしてみるともっとよくなると思うので頑張ってほしいです。